30代未経験からIT営業へ転職。理想と現実のギャップに悩みながらも、それでも挑戦してよかった理由をリアルな体験談として公開します。

転職を考えるとき、誰しも「うまくいくか」「後悔しないか」を気にすると思います。
私もそうでした。
実際、30代未経験からIT営業に転職して── 「正直、後悔した瞬間もありました」。
でも、それでも私はこの転職をして本当によかったと、今は心から言えます。
今回は、そんなリアルな気持ちを、ありのままに書きます。
転職して最初にぶつかった壁は、”スキル不足”でした。
- クラウド?API?ローコード?
- 顧客管理?CRM?Salesforce?
会議に出ても、飛び交う単語がまるで外国語のようでした。
前職で培った営業スキルはある。けれど、”ITの基礎知識”が圧倒的に足りない──。
これに気づいたとき、猛烈な焦りを感じました。
未経験歓迎、と求人には書いてあった。 でも、実際に配属されたチームでは、「早く一人前になってくれ」という空気がありました。
- 案件を自走して回す期待
- 社内外の関係者をリードする期待
期待が嬉しい反面、「まだ何も分からないのに…」というプレッシャーで押しつぶされそうな日もありました。
特に、初めて提案書を作ったとき。
上司から「これじゃお客様に伝わらない」とダメ出しを食らい、帰り道で落ち込んだのを今でも覚えています。
未経験転職で一番想定外だったのは、
「誰かが手取り足取り教えてくれるわけではない」という現実。
先輩たちは忙しく、自分の案件を抱えています。 質問すれば答えてくれるけれど、基本的には「自分で調べて、自分で進める」のが前提。
- わからない用語は自分で調べる
- 商談の録音を聞き返して学ぶ
- 成功している先輩の動きを盗む
こうした”自走力”がないと、置いていかれる世界でした。
最初の3ヶ月間は、孤独との戦いでもありました。
いろんなギャップに苦しみながらも、私は辞めようとは思いませんでした。
なぜか?
一番大きかったのは、”小さな成長実感”が積み重なっていったからです。
- 初めて顧客ヒアリングがうまくいった
- 上司から「成長したな」と言われた
- 顧客から「説明分かりやすかった」と言われた
小さな成功体験が、”まだ続けよう”という気持ちに火を灯してくれたんです。
そして何より、転職前の”このままじゃダメだ”という違和感を忘れたくなかった。
転職してすぐに結果が出るわけではありません。 最初の半年はむしろ、失敗や後悔の連続です。
でも、1年経った今だから言えます。
- 視野が広がった
- スキルが増えた
- 自己肯定感が回復した
- キャリアに自信が持てた
転職の価値は、”後からジワジワ効いてくる”ものだと実感しています。
「転職=年収アップ」だけが成功じゃない。
自分にとって意味のある変化を起こせたなら、それは十分な成功だと思います。
30代で未経験転職。
もちろん甘い道ではありませんでした。
- スキル不足に苦しみ
- 即戦力期待に焦り
- 自走力の壁にぶつかり
何度も「やばい、無理かも」と思いました。 でも、そこを越えた先には、確実に違う景色がありました。
後悔したことも含めて、すべて必要な経験だった。
だからこそ、私は胸を張って言えます。
「転職して、本当に良かった」
この記事が、同じように悩んでいる誰かの背中を少しでも押せたら、嬉しいです。
30代で未経験からIT営業へ転職。元・大手メーカー営業。 現在はIT企業でDX支援に従事中。
X(旧Twitter)でも転職・キャリアについてリアルを発信中! → @dsk810xx
次回もお楽しみに!
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